三歳児では「なぜ?」「どうして?」といった疑問を持つようになります。自分の身近なことから疑問を持ち、世界が広がっていくのです。「雷はどうして鳴るの?」「飛行機はどうして飛ぶの?」「シャボン玉液はどうやって作るの?」など、カンタンに答えることができない質問が増えてきます。そうなると、大人としては「また?」「何度も面倒だな」「説明しにくい」など、いろんなマイナス感情を持つ人もいることでしょう。

こういった質問で答えにくい、分からないと言った時にはムリして正解を教えようとする必要はありません。大人も分からない時には「どうしてだろうね?一緒に調べてみようか」と言って図鑑を見て見たり、図書館に行って調べてみたり、ネットで調べてみたりといった行動をするといいのです。調べたら分かるという調べ方を教えるだけでいいのです。もちろん調べなくても正解を教えることができる時には子どもでも分かる簡単な言葉で教えましょう。

どうしても忙しくてすぐに相手できない時には「どうしてだと思う?」っと逆に質問してみると子どもが考えるいいきっかけにもなります。子どもなりの答えを聞いてみると、子どもがどんな考えなのかも知ることができます。意外に頭が柔らかい子どもの考えはストレートで微笑ましい考えを教えてくれます。お互いの考えを出し合ってから時間のある時に一緒に正解を調べるという方法も遊び感覚で楽しめます。

大人も子どもの疑問に一緒になって考えてみると世の中の新たな発見ができますし、知っていると思っていたけど実は知らなかった、といった発見ができますよ。

子どもの「なぜ?」という質問に適当に誤魔化して答えたり、「いい加減にして」といった態度を示したりすると子どもは「なぜ?」と質問することが少なくなるでしょう。質問すること自体がいけないことだと感じてしまうのです。これでは好奇心の芽が育ちません。

また、三歳児は身体的な発達もますます伸びます。少しの間なら片足立ちやつま先立ちができるようになります。階段の上り下りもスムーズになり片足で一段ずつ上り下りができるようになります。手先も器用になりボタンを掛けたり外したりが出来るようになり服の形によっては一人で脱ぎ気ができるようになります。

言葉も発達して、自分の気持ちを正確に伝えることができるようになります。友達にも興味を持ち始め並行遊びから集団遊びへと変わってきます。もちろんまだまだ友達とのトラブルはつきものですが、自分の感情を抑えて、まだおもちゃで遊びたいけど我慢して譲ってあげると仲よく遊べた、嫌なことをされたけど許すとまた仲良くなれた、といった経験を積みます。

そうすることで集団生活のルールを自分で発見していきます。そのため、この時期では大人はすぐに手を出さずに見守る体制がポイントとなります。子ども同士で解決できるところは子ども同士に任せましょう。

三歳児は並行遊びから集団遊びへ移行していく時期です。友達と遊ぶことの楽しさを習得していく時期です。広がっていく世界に「なぜ?」「どうして?」といった疑問を持つようにもなるので親は子どもの疑問には一緒に解決していく姿勢を持ち、友達との関係は見守ると言った姿勢が必要になってきます。